ガチ恋にはなるな

オタクをやる上での信条として「ハマりすぎるな」を掲げている。というのも、(自分としては)既にハマりすぎていた時期があり、もっと会いたくなってみたり他のオタクに嫉妬してみたりと、マイナスな感情に振り回されていたからだ。10年来の推したちは、ふたりとも年下の女の子(わたしたちは互いに成長したのでもはや女性)。恋というよりは憧れ、慈しみ、応援の気持ちが大きく、お綺麗になっていく彼女たちを見守り続けられることが嬉しい。「絶対結婚しような」の気持ちにならなかったことがわたしにとっては幸いだった。結婚したかったら、もう苦しくて死んでいたと思う。そう考えるとわたしのスタンスは、オタクというよりファンの方が近いかもしれない。ファン、さらにライトなファンになりたい。アイドルにとって程よい距離感で応援してるファンになりたい。それで喜べるファンになりたい。

「ガチ恋粘着獣」というマンガを楽しく読んだ。簡単に言うと推し(配信者)に狂ったオタクたちが、家凸したりオタク同士で喧嘩したりしながら、自分の推し方の着地点を見つける話だ。対異性(もとい恋愛対象となる性)だと、より狂いやすいのかもしれないと想像できる。芸能人より、アイドルより、配信者が近く感じるのはなぜなんだろう。頑張れば手に届くように感じてしまうから、粘着獣になっちゃうのだろうか。粘着獣たちほどの熱狂がないのは、わたしの気持ちが恋じゃないからだと思う。一歩違えば恋になっていたことも、重々理解している。


わたしの推したちには手が届くとは思っていないけれど、三次元に存在する肉体ではあるので、どうか悪いことに巻き込まれず元気に生きててほしいと願っている。願うことくらいは、ファンでも許されたい。


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