ポラロイド備忘録2025

2025年3月、ポラロイドを手にした。種類としてはSX-70 1st modelになる。購入するまでいろいろと調べていたのだけれど、ポラロイドってほとんど情報が出てこない。ので、わかったことをまとめておこうと思う。(個人的に得た情報なので、正確性には欠けているかも、悪しからず)
とはいえ、現在販売されているpolaroid nowやI-2なんかは公式の情報で事足りると思う。触ったことはないが、写りのコントロールはI-2が1番良いんじゃないかと感じている。


***


まず機種。

SX-70の1st、ALPHAがメジャーどころだと思う。そのほかにもSONARやSLR680など、オートフォーカスやフラッシュ機能を装備した機種があるらしい。

参考: https://on-and-on.ocnk.net/phone/product-list/17


SX-70 1stを選んだのは、シンプルに撮影できれば良かったことと、一眼でマニュアルのピント合わせができること。マニュアル以外はオート撮影になり、露出調整ダイヤルで多少調整できるらしい。ALPHAは1stにストラップをつける部分と三脚穴がついていて、機動性は良くなっているようだが1stと比較すると価格が高くなる。

ちなみにmodel2は本体が白色になるので、見た目の印象が結構変わる。本体がシルバー塗装の1stは無骨な感じがして、カメラのメカっぽさを感じられる。

とはいえ1stはストラップ穴がなく、首からカメラを下げてぶらぶら歩くということができない。そのため、持ち運び用の革バッグが存在している。当初販売されていたものが中古で流通しているようだ。もしくは、新しく買うとなるとオーダーメイドで革製品を作ってくれるショップにお願いすることになる。今のところ私はそのまま鞄に入れて持ち歩くことにしている。

参考:https://bobspolaroidworks.jp/2021/08/27/%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/


ポラロイドを使う際に知っておきたいのがフィルムのこと。機種によって使えるフィルムが異なる。特にSX-70のような昔の機種と、現在製造されているI-typeなんかは電池の機構が違うため、特に注意が必要となる。

SX-70を使うなら、基本的にはSX-70フィルムを使うことになる。基本的には、というのは、600フィルムを使えるようにカスタム(以下600カスタム)された個体が販売されているからだ。SX-70フィルムはISOが低いため、室内でも撮影できるように600カスタムの需要がある(SX-70フィルムはISO160、600フィルムはISO640)。さらに、SX-70フィルムと600フィルムの切り替えができるようなカスタム方法もあるらしい。ネットで調べていると、カスタムせずともNDフィルターをレンズに装着またはフィルム側へ噛ませる方法もあるよう。しかし、その付属品を見つけられていない。

当初切り替えできるカスタムの個体を検討していたが、在庫がなくカスタムなしの個体を購入した。使ってみて不便があれば、カスタムをお願いしようと考えている。

あと、フィルムは高い。チェキより高いので、お手軽さではチェキの方がよい。フィルムの在庫的には、ポラロイドの取り扱いがあれば品薄ということはなさそうに見える。チェキは本当にどこも品薄。


使い方や作例について。

検索すれば出てくるかと思いきや、これが全然見つからない。特に日本の情報がほとんどないので、最終的には海外の方のYouTubeを見ていた。作例はInstagramで探すのが良さそうだが、どの機種でなんのフィルムを使っているかが分かりづらい。こちらも海外の方が多い印象。


参考にした動画たち:

https://youtu.be/H-7iFQju1m8?si=CxWBnT26BR-DoSrm

三葉堂写真機店さん。まずはこちらを見るのがいちばん良い。Web記事もある。


https://youtu.be/H-7iFQju1m8?si=CxWBnT26BR-DoSrm

撮影する流れや作例も見られる。専用バッグも使っておられる。


https://youtu.be/6oHrNuXPVck?si=f48jp4UUO2t6uwAc

ポラロイドの現像の仕組みがなんとなく分かる。温度によって色が変化するとか。実験的なので、英語がわからなくても楽しんで見られる。


ポラロイドとチェキの違い。

よく混同されるが、触ってみると全然違う。そもそもは、製造会社が違うということになると思う。

私が所持しているチェキ機のinstax miniは、多少露出調整できたりするが、レンジファインダーなので慣れるまでは思っているのと違う範囲が写ったりする。ポラロイドは一眼なので、操作性としてはよりカメラを触っている感覚になる。

フィルムは、まずサイズが異なる。持ってみると、ポラロイドのフィルムの方が硬く頑丈なように思う。だが、印刷部分は外部刺激(触ったり、振ったり)の影響を受けやすいので、ポラロイドの方が繊細な印象。出来上がりの雰囲気は全然違うので、現像の機構が違ったりするのかもしれない。チェキの方がパキッと写り、失敗はしにくい。ポラロイドは独特の発色で、温度によって色合いが変わる。露出は調整できるが、個体ごとにも差があるようだ。


取り扱い店舗について。

上記にon and onさんのリンクを貼ったが、今は修理等されていないらしい。

国内では、三葉堂写真機店さんでしか動作確認や修理はできないとのこと。困ったときは三葉堂写真機店さんへ相談するのがよさそうだ。実店舗では、親切にひととおり教えていただいた。

購入前にメルカリも大捜索した。メルカリにもポラロイドのカスタムをしている出品者がいるようだったので、納得できればそちらも検討して良いと思う。その他の大部分は動作未確認なので、理解した上で購入する必要がある。


***


東京へ行く予定があったとき、早起きして三葉堂写真機店へ立ち寄った。事前にInstagramでも問い合わせていたのもあり、色々と教えていただいてポラロイドを購入した。わたしの最初の1枚は、数年ぶりに会う友人たちに写ってもらった。お互いに撮りあって、好きな1枚を持って解散した。

写真ってもうデジタルがほとんどだけれど、形に残して、その時間があったことを確かめたい。そういう意味でポラロイドを活用して、会う人たちと写真を撮り残したいと思う。




コメント

このブログの人気の投稿

お手紙を書きます2025

生まれ変わったら"東京生まれ"になりたい

今だから思うミスiDのこと