持て余してる
パンプスの中できゅうきゅうになった小指を考えては、これがOLの証なのだと思うことにしている。OLっぽくヒールのある靴を履いてみたこともあるが、足が全体的に悲惨なことになったのでやめた。でも、ぺたんこのパンプスも足に合わないので常に靴擦れしている。
単純に、かわいそうだなと思う。窮屈な靴を履かされている足が。足に限らず、体のサイズ感を脳が把握していないので、普通に腕が棚にぶつかったりする。電車の吊り革に頭をぶつけるのはあるあるなんだろうか。なんか手の指も長さを余している気がするし、こんなのが持ち主の体でごめんねって感じだ。
背が高い方なので、子供の頃は「スポーツやっているの?」とよく聞かれた。なにもやってない。バレーとかやれば良かったよね、もう少し社交的だったら。精神的理由でやらなかったが、運動のひとつでもやっていれば、わたしは体のすみずみまでぴったりと意識を張ることができたのだろうかと、いまだに問うている。(最近は身長のことに全然触れられなくなった。ハラスメント対策が浸透している。)
今日は久しぶりに、体が別物の感覚があった。疲れているから、気持ちが浮いていたのかもしれない。自分を守るために意識がきゅうと小さくなるとき、頭の片隅のわたしが、目の奥から外の世界を覗いている。外側から見れば、この体だけがわたしの評価なのだと思うと不思議だ。
最近読んだもの
顔に泥を塗る
LINEマンガの無料分をちまちま読んでいる。気付いたら最終話になってた。
どんなタイトルだよ、と思いながら読み始めたが、主人公の美紅が自立していく姿は好感がある。わたしも実家にいたときは美紅と同じだったなあと思うし、美紅より早く気付いたとはいえ、強さは美紅に追い抜かれてしまった。もろもろ解決してない気もするけれど、そんな美紅を見れただけでも学びのある漫画な気がする。
年年百暗殺恋歌 6巻
草川さんの、さらりとした描きっぷりなのに実はじっとりと情熱的な愛のこと、一度読み始めたら追いかけてしまう。そして今作はじっとり度が高い。(とはいえ全作読んでいるわけではないので、あまり勝手なことは言えないが。)読むより感じろ、な作風な気がしていて、わたしはこの漫画のなにを気に入っているのかあまり説明できない。だから、この胸で好きだと思えていたら、それでいいのだと思う。
(写る体も、持て余してると思う)

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